いま堺です                 最終更新日 08/07/09

  

私設 堺歴史資料館 鳳翔館


堺市に住んで4年になりますが、地元に住んでいる友人に案内されて

はじめて知った民間の堺市の資料館です。

ぜひ知っていただきた頁を作りました。

 

鳳翔館(ほうしょうかん) 堺 古地図 環濠都市 キーワードを並べたみたいなタイトルになりました。

個人が作られた資料館です。名前は、鳳翔館(ほうしょうかん)です。

場所は、大阪府堺市堺区錦之町1丁2−17

TEL/FAX  072−205−59098月は一ヶ月お休みです。

家から すぐですが、友人が連れて行ってくれるまで知りませんでした。

ここのオーナーさんと仲のいい友達だそうです。

堺市の古地図です。もちろん復刻版。本物は、たたみ30畳分くらいある巨大なもののようです。

京都と同じように間口が狭く奥に細長いつくりの家がたくさん地図に載っています。

間口の大きさで税金がかかったようなので、奥に長くなったようで、これは京都と同じ。

堺は、むかし環濠都市といって お堀に囲まれた都市だったようです。

お堀の近くに 大きなお寺があって(火事になっても消火がしやすいように)お堀の近くに建てられました。

地図でピンク色がお寺です。 お寺とお堀の間に家を建てたのが お百姓さん。

お堀の橋を渡って畑に行ったそうです。真ん中あたりは 商家です。

田んぼや畑は、みんなお堀の外だったそうです。

説明してくださっているのが オーナー氏です。

 

堺市は むかしは堀に囲まれた環濠都市でした。

その頃の地図(復刻版)を アップで撮ってみました。 むかしの字って こんな感じで書いていたんですね。

この金屏風は 二人の仲のいい書家の方の作品だそうです。 与謝野晶子の和歌を書いてあります。

その金屏風のとなりに階段がありました。 隠し階段で、戸を開けなければ 押入れに見えます。

なんで階段隠しちゃったんだろう・・・奇奇怪怪!

商家の奥様が着たもの・・・

これ布団なんですって・・・寒い日なんか、きちっと着物を着た上にこの布団を着て

 お店に奥様が来たりしたら 店の人たちはびびったんだそうですよ。

商家の奥様も なかなか権威があったんだそうです。 もちろん寝るのにも使ったそうですけど、なかなか上等そうでした。

昔の堺といえば 鉄砲鍛冶 が有名です。 鉄砲のお話も聞かせてくださいました。

これは 鎧。

これは・・・名前は忘れました。武士が着るものです・・・。

これが 当時作られた鉄砲。本物です〜♪

鉄砲を作る話で、何がすごいかというと・・・部品の企画化ができていて 

堺商人の経済力もあって 分業で作られていて在庫もたくさんあって どこかの大名から注文があったとき即納できたんだそうです。

いまから考えたら 当たり前みたいですけど その当時は 相当な財力がないと そんなことはできない。

堺の商人は すごかったんです!!

鳳翔館を開いたら ご近所の方から古い家具など下さるようになったそうです。

これもそのひとつ。 鳳翔館へは全国から訪れる方も多いそうです。

いろいろ堺の歴史など教えてくださるので、ぜひ堺の鳳翔館に行って見てください。