ハノイの夏の雨は大きい             戻る 



あ、しゃしん、しゃしん。。。。
どこに行ったか見つからない〜。

ベトナム語の教科書の例文、夏の雨は大きい。ふうん、と思っているうちに8月が来て、ほんとに夏の雨は大きいことを知った。

ある夜、熟睡しているのが飛び起きるほど大きい雷におこされてしまった。
遠くで犬が怖がって吠えている。きっと空に向かって吠えているな、と想像する。もちろん、なんで犬が吠えているかは知らない。
バケツの水をひっくり返したような大雨、と言うより以上の相当大きなバケツをひっくり返したような雨が降って、とても眠れない。

そのまま夜があけてみたら一階の台所が浸水していた。
むむむ、ラッキーかも、、、。

よっしゃ学校へ行かなくてすむぞ。

4階の部屋から外を見ると家の前の道は当然水没していて歩けない。バイクが気強く水の中を走ろうとして動かなくなった。
エンジンが水の中だもの、そりゃ無理よね。高みの見物をするものの気楽さで見ていた。
自転車は大丈夫、半分埋まっていても走って行く。その内、パン売りのおばさん、野菜売りのおばさんが来る。いや〜うれしい。
食べるものがない時にうれしいなあ。でも、たくましいなあ…。感心していたら、いろいろなものが通り始めた。
人々が、何事もなかったように、水の中を歩いて行く。
バスが家の前に来て、運転手さんがバスを洗い始めた。


ここで、ベトナム語の教科書、夏の雨は大きい。 

 
そっか、いつものことなのか。

ここの人にはいつものことでも,私はよその子、水は苦手。学校は休むことにして,デジカメで写真をとった。
そのしゃしんが。。。どこへいったんだろう。ない、ない、ない、、、。